スマートデイズ(かぼちゃの馬車)事件でスルガ銀行の融資が鈍くなれば逆に不動産価格が下がるかも。

こんにちはインベスターサーファーのLEEです。

今ニュースになっているシェアハウス運営サブリース会社のスマートデイズの破綻事件は不動産投資に大きなインパクトを与えるかもしれません。

理由はスマートデイズの顧客に融資していたのは全て不動産投資融資のアウトサイダーであるスルガ銀行だったからです。

おそらく不動産投資融資の件数ではスルガ銀行がナンバーワンではないでしょうか?

なぜならスルガ銀行の金利は4.5%とかなり高いにも関わらず、そのエリアの広さと融資年数を無視した長期融資で圧倒的なシェアを占めているからです。

よくスルガ銀行は年収の20倍まで融資する、と言われることからも物件よりも個人の属性に重点を置いた融資をする銀行です。

ですから今回のスマートデイズ事件も年収の高い会社員や医師などが被害者になっているのもうなずけます。

しかも、今回の事件で頭金2割が必須なスルガ銀行から殆どの顧客がフルローンを受けていた点が腑に落ちません。おそらく悪質な不動産会社がよくやる二重契約というのをやっているはずです。おそらく顧客は書類にサインさせられているだけなので知らない可能性も高いですがバレたら詐欺行為に当たるのでヤバいですよね。

では、その二重契約をスルガ銀行側が知っていたのかというと、「知らなかった」というでしょうね。笑

だいたい利回り7%程度のシェアハウスで金利4.5%でフルローン組んで不動産投資をやろうというのが、相当ヤバイですよね。

では不動産投資でスルガ銀行を使うのは駄目なのか?

僕はそんな事は無いと思います。

しっかり自分の基準を持ってキャッシュフローと積算が出ていれば、こんな使い勝手の良い銀行はないでしょう。

しかし、今後注目するべき点は今回の事件で不動産投資融資の最大手のスルガ銀行がバッシングを受けることにより不動産投資融資に消極的になる事が十分考えられます。

そこで起こるのがスルガ銀行が融資していたエリアの物件を買える人が激減しることにより、地方の物件が売れなくなるということです。(地元の人は地元の銀行を使えるので買えるがプレイヤーは激減する)

融資が付きにくくなった地方の物件はこれから値段が下がってくるかもしれません。

値段が下がるという事は、真っ当な不動産投資家にとっては超ウエルカムな状況で大チャンス到来です。

しかし前々回のブログでも書いた通り、そこで「融資を制するものが不動産投資を制する」ということになるのです。

ABOUTこの記事をかいた人

TOSHIYUKI ”SAM” LEE

1971年大阪生まれ。18歳から東京の大学に進学し卒業後、柔道整復師の夜間の専門学校に3年間通う。国家資格を取得後26歳で東京に整骨院を開業。 38歳の時にハワイに移住するにはどうすれば良いかと試行錯誤し不動産投資と出会う。その後39歳でリタイアし42歳でハワイに家族と移住する。 年間300日はサーフィンをする。