僕はハワイ移住の為にビジネス拡大を目指したが失敗し借金700万円をかかえてしまった。

 

ハワイ旅行から帰国したあと私は「どうしたらハワイに移住できるのか」ばかりを考えていました。

そこで最初にクリアしなければならないのはお金の問題です。

ハワイで生活する為の生活費をなんとかしなくてはなりません。

私の本業は柔道整復師(整骨院)でしたので、まず最初に思いついたのが整骨院の分院を沢山出してスモールビジネスオーナーからビックビジネスオーナーになる事でした。

そうすれば自分の時間を好きな様に使えて、お金も今より多く稼げるのではないかと短絡的に考えていました。

私は26歳の時に東京で整骨院を開業してからは経営的には好調で年収も悪くはなかったのですが、若くてバカだったので貯金はほとんどありませんでした笑。

そこで私は金融機関から1000万円を借り入れて分院を出す事にしました。

今から思えば無能で無防なのですが東京駅八重洲口から3分の場所に家賃50万円もする店舗を借りて分院をスタートしました。

そこで思い知ったのがスモールビジネスオーナーとビックビジネスオーナーの違いでした。

スモールビジネスは自分のキャラクターやバイタリティでなんとか成功できるものです。

しかしビックビジネスにするには自分1人の力では到底無理です。

スモールビジネスでは人事、宣伝、技術指導、会計、マネジメント等、全て社長がやれてしまいます。

だから成功しやすいのだと思います。

反対に会社を大きくする為にはこれらの業務を代わりにやってくれる人材を育てる事が成功の鍵となります。

今から思えば私に1番欠けていたのはこの人を育てる能力でした。

それでも当時は自分なりに努力し、朝からビラ撒きをしたり雑誌に広告を載せたり、技術指導や接客のコンサルタントを雇ったりして少し黒字のラインまで持っていく事が出来ました。

しかし売り上げが上がって行くのとは反対に私の身体と精神は疲弊していくばかりでした。

そういう状況が2年近く続いたある日、次の様な思いが頭に浮かびました。

「もしこの事業拡大が成功したとしても本当に自分の時間を100%自分の為に使い自分の好きな場所に住む事が出来るのだろうか?」答えはNOでした。

それから2ヶ月後に分院を締めることにしました。

ただし、開業当時に金融機関から融資を受けていたので700万円の借金だけが残ってしまいました。

ABOUTこの記事をかいた人

TOSHIYUKI ”SAM” LEE

1971年大阪生まれ。18歳から東京の大学に進学し卒業後、柔道整復師の夜間の専門学校に3年間通う。国家資格を取得後26歳で東京に整骨院を開業。 38歳の時にハワイに移住するにはどうすれば良いかと試行錯誤し不動産投資と出会う。その後39歳でリタイアし42歳でハワイに家族と移住する。 年間300日はサーフィンをする。